薄揚げの生地を油に浮かせた状態で運び、何度か反転させ揚げ終わるまでの連続した操作を1台の小さなモーターのみで動かしております。反転は引っ掛けて回転させる原始的な仕組みで省略するなど独自の構造で工夫が施され、故障が少なく作業中も静かです。ガス式、蒸気式で28年の実績があります。
生地を蓋付きの揚げ枠に投入すると自動で蓋がおりロックして始動。生地が重ならず、揚げムラや折り曲がりのない歩留まり率100%に近い生産を実現します。
遠赤外線による抗酸化作用や遠赤外線の奥深く浸透する性質を得ました。さらに熱する油の劣化も少ないため、おいしい薄揚げになります。
付帯設備は、電源配線のみで導入費が抑えられます。また付帯設備にかかる修繕・メンテナンスから解放されます。油の加熱時に電気代(現時点で)はかかりますが、機械周りの気温上昇が小さいため、空調の運転費用が軽減され、CO2の排出量も抑えられます。
◀︎手揚風フライヤー周りのサーモグラフィー画像(社内試験:2021年6月22日午前11時 気温23℃)
従来のガス式や蒸気式に比べるとCO2の排出量が少なくなり、脱炭素化への第一歩となりました。
電化で太陽光・風力・地熱・中小水力・バイオマスといった温室効果ガスを排出しない再生可能エネルギーを利用可能となりました。
主要装備・仕様
蓋付き揚げ枠(ステンレスパンチング) 揚げ枠反転装置 フライヤー高温加熱部・低音加熱部仕切り フライヤー(ステンレス特殊加工) フライヤー遮熱板(セラミック塗装) 油タンク・油配管(セラミック塗装) 自動制御盤・自動音頭調整装置 電気ヒーター(寿命8,000時間) |
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製品型番 | KF S-8000 |
外形寸法 | L9,890(製品コンベア含む) ×D1,855 ×H2,600(mm) |
電源 | 3相3線200V 125KVA |
製品重量 (乾燥重量) |
3,500kg (製品コンベア含む) |
油量 | 550l |